受験生向けブログ VOICE 2025年度

4年生アンバサダーが、東京外大の言語科目をご紹介!

Dobr? den!(こんにちは!)
TUFSアンバサダー言語文化学部チェコ語専攻4年生のかのんです。
新年度が始まり、中高生の皆さんは新しいクラスや時間割に少しずつ慣れてきた頃でしょうか?

大学でもこの時期は新学期の準備で慌ただしくなります。
その新学期準備のひとつに履修科目の登録があり、専攻言語はもちろん、様々な言語の授業を選択することができます。
「外大生はどのくらい言語を勉強しているのだろう?」という疑問にお答えすべく、この記事では「東京外大の言語科目」について紹介していきます。

※本記事は、2021年度に言語文化学部へ入学した筆者の経験に基づいています。
履修制度や開講科目は、学部?専攻や入学年度によって異なる場合がございます。

東京外大ではその名の通り、言語を学ぶための科目がとても充実しています!
私が3年生の秋学期までに履修した言語科目は以下のとおりです。

① 専攻言語(チェコ語) 25科目
② GLIP英語 6科目
③ 教養外国語 ロシア語 4科目
④ 教養外国語 ドイツ語 2科目

合計で37の言語科目を履修しました。

これは、私が今までに受けた全78科目の「約47%」にあたり、言語科目が学びの中心だったことがわかります。
振り返ってみると、毎日何かしらの言語を勉強していたなぁと実感します

↑ブログの話題とは関係ありませんが……東京外大のキャンパスで見つけたカモの写真です!

ここからは「専攻言語(チェコ語)」「GLIP英語」「教養外国語(ロシア語、ドイツ語)」について、体験談も交えて詳しく紹介していきます!

●専攻言語(チェコ語)

(どんな科目?)
入学時に選択した専攻言語を段階的に学ぶための科目です。
進級や卒業に必要な「必修科目」でもあります。

(体験談)
私は1?2年次にCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)のA1?A2レベルを学びました。
これは、学校生活や趣味、旅行など、日常的なテーマについて基本的な表現ができるレベルです。
そして3年次以降は、より高いレベルのB1~B2を目指し、チェコで発行された新聞を読んだり、それをもとに議論したりしています。
語彙のレベルもグンと上がるため、辞書が手放せません。

(ここが楽しい!)
1年生のときから、同じネイティブの先生に指導していただいています。
難しい話題でも、先生の話す内容が理解できて自分の考えを上手く伝えられるようになると、より心の距離が縮まるように感じます。

●GLIP英語

(どんな科目?)
グローバル時代に不可欠な英語力を磨くための科目です。
留学準備や資格試験のスコアアップにも役立ちます。

(体験談)
私は1?2年生のときに履修しました。
GLIP英語では、大学入学までに身に着けた基礎的技能を実際に「使う」ことに重点が置かれています。
授業によって扱われる内容は異なるのですが、私は授業内で英語のウェブサイトを作成したり、グループで興味のある話題を選びプレゼンテーションを行ったりしました。
自分の興味に基づいたテーマを扱うことで、主体的に英語を使う姿勢が身に付いたように思います。

(ここが楽しい!)
10名~20名の少人数制で行われることが多く、授業の雰囲気はとても和やかです。
グループワークを通して他の学生と仲良くなることもあります。

●教養外国語

(どんな科目?)
自分の関心や研究上の必要性に合わせて受ける科目です。
ロシア語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、中国語、朝鮮語、アラビア語の9つが開講されています。

(体験談)
私は2年生のときにロシア語初級、3年生のときにドイツ語初級を学びました。
ロシア語を選んだ理由は、専攻しているチェコ語と同じスラヴ語系であり、共通点や違いに興味があったためです。
週2回の授業で、文法を中心に丁寧に学びました。
一方ドイツ語の選択理由は、チェコ留学の際にドイツ語圏も訪れようと考えていたためです。
履修理由は人ぞれぞれで、旅行や趣味をきっかけに受講する学生も多くいます。

(ここが楽しい!)
ロシア語の授業を通してキリル文字を読めるようになりました!
またチェコ語と似ている部分はすぐ理解できる一方で、違いには驚かされ、毎回の授業が新鮮でした。
ドイツ語の授業では会話表現も学び、旅行先で自信を持って話すことができました。


いかがだったでしょうか?
この記事を読んで、皆さんが大学生活をイメージし、東京外大で言語を学びたい!と思ってくださったら嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
Mějte se hezky! (良い一日を!)

※本記事は、2021年度に言語文化学部に入学した筆者の経験に基づいています。
履修制度や開講科目は、学部?専攻や入学年度によって異なる場合がございます。
ご自身が対象となる履修案内をご確認のうえ、参考にしていただけますと幸いです。

ショートビジット体験記~バンクーバーでの3週間~

?Buenos días! ?Qué tal?(こんにちは!元気ですか?)
言語文化学部スペイン語専攻2年のあやなです。
だんだん暖かくなってきて、春が近づいているのを感じますね。

さて今回は、東京外大の留学制度の1つである「ショートビジットプログラム」を紹介します。
通称「ショービジ」と呼ばれるこの制度では、自身の専攻言語が話されている国や地域はもちろん、スピーキング力の向上や異文化に触れることを目的として英語圏に行くこともできます。
「海外に滞在して勉強する」ことがどのようなものかを肌で感じるのにとても良い機会になります。
(本ブログでは、以下の表記を「ショービジ」で統一しています。)

私は昨年の9月、カナダのバンクーバーへ約3週間のショービジに行ってきました。
海外に行くのは約10年ぶり、1人で出国するのは初めてだったので最初はとても緊張しました。
ただ、現地の生活に慣れた後はとても楽しい時間を過ごすことができました!

上:留学した大学のキャンパス内の建物の1つ。スケールに圧倒されます。
下:外壁が美しいこの建物、なんと図書館なんです……!

これは私が通っていたブリティッシュ?コロンビア大学(University of British Colombia, UBC)の写真です。
私は大学内の“English Learning Institute”という場所で英語の短期集中プログラムに参加していました。
UBCのキャンパスは広大で、カフェやレストラン、図書館、博物館、農園、バラ園といった様々な施設があり、大学が1つのコミュニティのようになっていました。
始業前や放課後に大学内を散策するのがとても楽しかったです!
東京外大とはまた違った雰囲気を満喫することができました。

また私は、「大学の卒業後も海外には行くかもしれないけれど、ホームステイはしないかもしれない」と考え、思い切ってホームステイの制度があるプログラムを選びました。
現地の空港からステイ先の最寄り駅まで1人で行くのにとても緊張したのを覚えています。
ホストファミリーに恵まれ、おいしい食事を提供してくれたり、観光地に連れて行ってもらったりしたことがとても嬉しかったです。
ホストファミリーがコロンビアの出身だったことや、メキシコからの学生がUBCのプログラムに参加していたという偶然が重なり、カナダにいながらにして自分の専攻言語でもあるスペイン語を話す人々に会うことができました。

上:ある日の夕食。メインはグリルチキンでした。主食がじゃがいも、というのに食文化の違いが見られて興味深かったです。
下:観光名所?スタンレーパーク付近から見るバンクーバーのビル群。手前に広がっているのは海です!

いかがでしたか?
少しでもショービジやバンクーバーの生活に興味を持っていただけたら嬉しいです。
ショービジの魅力は短期間で濃密な経験がたくさんできることにあると思います。
また、渡航前から航空券の手配や現地の大学?ホストファミリーとのメールのやりとりなどを自分でこなしたことで、能動的に行動する力もついたと実感しています。

夏学期のショービジの学内申請締め切りは少し早く、2024年度は4月下旬でした。
最新の情報は大学のホームページで随時更新されますので、お見逃しなく。

また、「他の体験談を知りたい!」という方は「ショートビジットプログラム体験報告書検索」を読んでみることをおすすめします。
リンクはこちら

4月に入り新年度が始まりましたね。
昨年度、TUFSアンバサダーによるブログを1年間読んでくださったみなさん、ありがとうございました。
2025年度も受験生をはじめ、多くの方々に東京外大の魅力をお届けしていきます!
?Nos vemos en el próximo blog!(それでは、次のブログをお楽しみに! )

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